■未経験からITエンジニアに転職する際押さえておくべき6つのポイント
「未経験でエンジニアになるのは無理」とお考えの方も多いと思いますが、実際には、多くの方が転職に成功されています。
求人サイト上でも「未経験歓迎のITエンジニア」と言った募集は数多く存在し、ハードルはそこまで高くありません。
やる気さえあれば誰にでもチャンスがある、それがITエンジニア職です。
一方、未経験からキャリアチェンジする場合は、注意しておきたいこともいくつか。
この記事では、未経験の方がITエンジニアに転職する上で押さえておくべきポイントを6つ、御案内致します。
ポイント① SES企業が多い
SESとは「システムエンジニアリングサービス」の略であり、技術者派遣業とも呼ばれます。
SES企業は、派遣元の企業からクライアント先に常駐し、指定された業務を担当する形態です。
未経験からエンジニアとして入社する場合、SES企業に就職するケースが多いです。
しかし、SES企業は給与水準が低く、希望しない案件を任されることが多いという問題点もあります。
年収を上げキャリアップしていきたいのであれば、将来の転職を見据えざるを得ません。
SES企業で働くならば、明確なキャリアビジョンとステップアップの意思を持ち、将来のためスキルを身につけるのだと言う強い気持ちを持って働くことが推奨されます。
ポイント② いきなりコードを書く仕事は任されにくい
エンジニアと聞くとパソコンで文字をカタカタ・・・というイメージを持つ方が多いと思いますが、いきなりそういう仕事を任されることは少ない、という点も注意しておくべきポイントです。
事前のイメージと実業務にギャップが生じると、モチベーションを失ってしまったり、準備・勉強の対象を間違ってしまったりします。
逆に、未経験からエンジニアに転職すると「いきなりコードなんて書けるのかな」と不安に思う人も居るとおもいますが、実際には就業後しばらくの間、コードを書くことはありません。
最初は研修を受けながら難易度の低いタスクを担当し、設計書を読んで仕様を理解し、詳細設計書を作成し、その後にコードを書く・・・といったステップを踏んでいきます。
研修を受けられるという点が、未経験からエンジニアへの転職の人気が高い理由の一つでもあるのです。
ポイント③ 人員不足でブラックな可能性もある
「未経験歓迎」の求人の中には、「とにかく誰でもいいから人手がほしい」というケースも存在します。
特に納期が迫っていたり、重大な障害が発生し即座の対応が必要な状況では、人員不足を補うために未経験者でも採用されることがあります。
ですが、このような状況下では、業務負荷が非常に高くなる可能性があり、ブラックな労働環境となることもあります。
未経験者にとっては、大量の業務やプレッシャーに対応することが難しい場合もあります。
そのため、未経験からエンジニアに転職する際には、求人情報や企業の評判を注意深く調べることが重要です。
企業の労働環境や社風について、できるだけ情報を集めて判断することが求められます。
ポイント④ スキルアップのための学習が必要
未経験からエンジニアになるためには、独学や専門学校・スクールでの学習が必要です。
プログラミング言語やフレームワーク、データベースなど、エンジニアとして必要な基礎知識や技術を身につける必要があります。
どう勉強していけばよいか?は、事前に計画を立てておくべきポイントです。
自己学習の場合、オンラインの教材や書籍、動画チュートリアルなどを活用することができます。
また、専門学校やスクールに通う場合は、専門知識を体系的に学ぶことができます。
さらに、実務経験を積むために個人プロジェクトやインターンシップなどを活用することもおすすめです。
実際の業務に近い形でプロジェクトに取り組むことで、スキルを磨くことができます。
ポイント⑤ コミュニケーション能力が求められる
エンジニアとしての仕事には、単独でコードを書く作業だけでなく、チームでの開発やクライアントとのコミュニケーションも重要です。
そのため、コミュニケーション能力は必須の能力と言えます。
シンプルなコーディングの技術だけではつとまらない仕事である、これは絶対に理解しておきたいポイントです。
チームでのプロジェクト開発では、メンバーとの円滑なコミュニケーションが必要です。
意思疎通や情報共有をスムーズに行うために、適切なコミュニケーションスキルを持つことが重要です。
また、クライアントとのコミュニケーションにおいても、要件や進捗状況を適切に伝える能力が求められます。
クライアントの要望やニーズを正確に理解し、それを開発プロセスに反映させるためには、コミュニケーション能力が欠かせません。
人と喋らなくて良い仕事・・・などというイメージは今すぐに捨てましょう。
ポイント⑥ 持続的な学習と成長が必要
技術は常に進化し続けます。
新しいプログラミング言語やフレームワーク、ツールが登場し、既存の技術も改良・更新されています。
そのため、ITエンジニアとしてのスキルを維持し続けるためには、持続的な学習と成長が必要です。
新しい技術やトレンドについて常に情報を収集し、自己啓発を行わなければなりません。
技術の勉強だけでなく、業界の動向やベストプラクティスにも関心を持ち、アップデートしていくことが求められます。
常に勉強を求められ、学習癖を身に付けられないと苦痛であるという事実は、留意しておきたいポイントです。
実際、活躍されているITエンジニアには大変な勉強家の方が多い印象です。
以上が、未経験からエンジニアに転職する際に気をつけておきたいポイントです。
エンジニアとして働いてくためには、業務の特性や求められるスキルについて正確な情報を持ち、
自己学習や努力を積み重ねる必要があります。
また、継続的な学習と成長の姿勢を持ちながら、自身のキャリアを築いていくことが重要になります。
敷居自体は決して高くないものの、大切なのは敷居を跨いでからの努力である、ということですね。
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