■面接の平均回数について ハニカム・キャリア G-111D3FR1WS

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■面接の平均回数について

転職活動において避けて通れないのが面接ですが、1回の選考でどのぐらい実施されるのが一般的なのでしょうか。今回は一般的な面接の回数と、面接通過率についての具体例を紹介します。面接の回数や面接通過率は企業や職種によって異なる場合もあります。応募時の求人情報や企業の採用プロセスによっても変動するため、あくまで一例として参考にしていただければと思います。

■なぜ面接は何回も行われるのか?

なぜ、面接は複数回実施されるのでしょうか?

それは、候補者が本当に会社にフィットするのかを複数の面接官の視点で見極めるためです。


例えば、人事担当者は「会社のミッションと候補者の働く目的が一致しているか」、またカルチャーフィットの観点から「中長期で会社全体に影響を与えられる素質がありそうか」など、業務の実績とは少し違った視点で見極めを行うことが多いです。

一方で、配属先部署の社員は「業務を遂行できるスキルセットがあるか」「必要な経験があるか」などを見極めます。

このように、複数の面接官が異なる角度から面接することで採用のミスマッチを防ごうとしている企業は多く見られ、それゆえに面接は複数回行われるのです。

 

■なぜ、面接回数は候補者によって増減するのか?

求人の応募要項を作成する段階で面接回数をあらかじめ決めている企業もありますが、実際には候補者によって面接回数が増減することがあります。

面接回数が増える要因としては、以下のような事例が考えられます。

まず、企業側が候補者の特性や詳細についてもっと知りたいと感じる場合、面接回数が増えることがあります。

採用後のミスマッチを避けるために、企業は候補者のスキルやパーソナリティだけでなく、より深く候補者と接点を持ちたいと考える場合があります。

規定回数の面接では、候補者の人間性やコミュニケーション能力など、重要な要素を完全に把握することが難しい場合があるためです。

そのため、追加の面接を行うことで候補者の魅力や適正をより詳細に評価することができます。

また、候補者が応募した職種とは異なる部署での適性を企業が見出した場合、別の部署の担当者が追加の面接を行うことがあります。

候補者の能力やポテンシャルを最大限に活用するためには、異なる視点や専門知識を持つ担当者の意見や評価も求められることがあります。

そのため、候補者との面接回数が増えることで、企業は候補者の多面的な能力や適正をより正確に判断する機会を得ることができます。

面接回数の増加は、企業と候補者の間での相互理解を深めるための貴重な機会となります。

追加の面接を通じて、候補者はより詳細な情報を提供し、企業は候補者との相性や適合性を確認することができます。

候補者と企業の双方が十分な理解を得ることで、より良い採用の決定が下される可能性が高まります。

したがって、面接回数の増加は、企業と候補者がお互いの理解を最大化する機会になるため、ポジティブに捉えるといいでしょう。

 

■中途採用の面接は2~3回

中途採用の面接では以下3点を念頭において取り組むと良いでしょう。

・中途採用における面接回数は2~3回が一般的

・複数回面接を行う理由は、さまざまな角度から候補者を見極めるため

・面接回数の平均は2~3回だが、必要に応じて変動する

 

 

■選考通過の確率はどれくらい?

事例1:IT企業の採用プロセス通過率


あるIT企業では、書類選考を通過した候補者の約70%が1次面接に進むことができました。

1次面接を通過した候補者のうち、約50%が2次面接に進み、最終的に内定が出るのはそのうちの約30%でした。

つまり、書類選考を通過した応募者のうち約21%が最終的に内定を獲得しているということになります。

事例2:製造業の採用プロセス通過率


ある製造業企業では、書類選考を通過した候補者の約60%が1次面接に進みました。

1次面接を通過した候補者のうち、約70%が2次面接に進み、最終的に内定が出るのはそのうちの約40%でした。

書類選考を通過した応募者のうち約16.8%が最終的に内定を獲得したというデータです。


ある金融機関では、書類選考を通過した候補者の約80%が1次面接に進むことができました。

1次面接を通過した候補者のうち、約60%が2次面接に進み、最終的に内定が出るのはそのうちの約50%でした。

書類選考を通過した応募者のうち約24%が最終的に内定を獲得しています。

 


あるメディア業界の企業では、書類選考を通過した候補者の約80%が1次面接に進むことができました。

1次面接を通過した候補者のうち、約80%が2次面接に進み、最終的に内定が出るのはそのうちの約60%でした。

応募者のうち約38%が最終的に内定を獲得しているということになります。

事例5:小売業の採用プロセス通過率

ある小売業企業では、書類選考を通過した候補者の約80%が1次面接に進みました。

1次面接を通過した候補者のうち、約90%が2次面接に進み、最終的に内定が出るのはそのうちの約70%でした。

応募者のうち約50%が最終的に内定を獲得したということです。

(※これらの具体例はあくまで一部のデータですので、実際には企業や業界によって異なることを御了承下さい。)




 

■まとめ

企業は、候補者をさまざまな角度から見極めるため、面接を複数回行います。

配属先部署の社員がスキルセットで評価し1次面接を通過しても、人事担当者がカルチャーフィットしないと評価した場合は、次のプロセスに進めないこともあります。

面接が平均より多く行われることもありますが、入社後にミスマッチが起こらないようにするためのステップと捉え、ポジティブな気持ちで受けましょう。

相性を見極めようとしていることがほとんどのため、決して悪いことではありません。

面接の回数は一般的には2〜3回ですが、企業や職種によって異なる場合もあります。

応募時の求人情報や企業の採用プロセスによっても変動するため、具体的な回数は事前に確認することをおすすめします。

最後に、面接の通過率についてですが、一概には言えません。

企業や業界によって異なるため、具体的な数字を把握するには個々の事例を見る必要があります。

採用プロセスの通過率は、応募者数や面接の内容、企業の採用方針などによって変動します。

以上が一般的な面接回数と面接通過率に関する情報です。

転職活動では、面接に臨む際に自信を持ち、企業との相互理解を深めるための良い機会と捉えて取り組んでください。

 

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